ピアスなどで急にかゆみが…金属アレルギー！？
ピアスのまわりがかゆくなった、ネックレスで首がただれたといった場合には、金属アレルギーを疑います。
金属アレルギーは、日本人の10人に1人が持っているありふれたアレルギーです。年齢に関係なく発症し、それまで金属製のアクセサリーをつけていても何ともなかったという人が、年齢を重ねてからある時突然発症するというケースも見られます。
アクセサリー以外にも、化粧品、衣類、皮革製品、あるいは歯科金属なども、金属アレルギーの原因となります。
金属アレルギーが
起こるのはなぜ
目には見えませんが、金属は汗や唾液など水分と触れることで金属イオンを出します。この金属イオンが体内のタンパク質と結合し、別のタンパク質へと変性します。
そして変性したタンパク質を、私たちの身体が「異物」と認識して攻撃することで、アレルギー反応が生じます。
アクセサリーは多くの場合、皮膚と接触しています。汗の量が多くなる夏場は、特に金属アレルギーを発症しやすい季節と言われています。
金属アレルギーで
引き起こされる症状・病気
金属アレルギーでは、以下のような症状・病気が引き起こされます。
症状
原因となる金属と接触した部位やその近辺に、以下のような症状が現れます。
歯科金属や食品を原因とする全身性金属皮膚炎の場合には、手のひら、足の裏、お腹などに皮膚症状が現れることもあります。
- 赤み
- かゆみ
- かぶれ
- 小さな水ぶくれ、膿疱
- 掻きむしりによる傷
