帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水痘・帯状疱疹ウイルスを原因とする病気です。身体の左右どちらかに、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが帯状に集中して発生します。
80歳までに3人に1人が発症する、私たちにとって身近な病気の1つです。
帯状疱疹の原因は？
水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した時は、水ぼうそうとして発症します。その後、水ぼうそうが治ってからも、水痘・帯状疱疹ウイルスは体内に潜んでいます。そして、加齢やストレス、疲労などによって免疫力が低下した時にウイルスが活性化し、帯状疱疹を発症するのです。
帯状疱疹に前兆はある？
症状チェック
目に見える症状の前に、患部に痛み・違和感が現れます。これを前駆痛と呼びますが、ピリピリ、チクチク、鈍痛、もぞもぞ、かゆみなど、その現れ方は多種多様です。
そして前駆痛が数日から1週間ほど続いた後、赤い発疹が現れるというのが、帯状疱疹の典型例となります。また発疹はその後、水ぶくれ、嚢胞、潰瘍、かさぶたと変化していきます。
帯状疱疹では、これらの症状が身体の左右どちらかに、帯状に現れます。全身に起こり得るものですが、特に胸、顔に好発します。
- （前兆として）皮膚の痛み、違和感
- 赤い小さな発疹
- 水ぶくれ
- 嚢胞
- 潰瘍
- かさぶた
帯状疱疹の検査
確定診断のため、迅速検査を行います。
帯状疱疹の治療・治し方
帯状疱疹の治療には、以下のようなものがあります。
抗ウイルス薬を発症後3日以内に投与すれば、予後が良好になることが期待できます。
内服薬
水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス薬を内服します。
重症例では、入院をした上で抗ウイルス薬の点滴が必要になります。
