花粉症

花粉症の治療

薬物療法

花粉症の治療アレルゲン、患者様の体質に合わせて、内服薬を処方します。

花粉症の予防や対策はいつからするべき!?

花粉症の予防や対策はいつからするべき!?毎年花粉症に悩まされるという方は、花粉症が出てから対策を講じても、なかなか効果が得られません。
飛散が予想される2カ月くらい前から、「今年も花粉症の季節が来るぞ」と意識しておきましょう。

花粉対策について

飛散予想時期の2カ月前には、マスク、ゴーグルなどを使って花粉対策を開始しましょう。少量であっても花粉を避けることが、その後の本格的な花粉症の予防になります。
帰宅時に上着を払っておく、帰宅後すぐに手洗い・うがいをする、できるだけ早く入浴して花粉を落とすといった対策も有効です。

抗アレルギー薬の内服について

 抗アレルギー薬の内服は、飛散予想時期の1カ月くらい前から飲み始めることで、本格的な花粉症の症状が和らぐことが期待できます。

夜寝るときや朝方に
花粉症がひどいのはなぜ?

夜寝るときや朝方に 花粉症がひどいのはなぜ?夜寝るとき、朝方に花粉症がひどくなるというケースが少なくありません。その理由と対策について、ご紹介します。

日中に吸った花粉に、時間をおいて反応している

花粉に対するアレルギー反応は、アレルゲンに触れてすぐに出る「即時相反応」と、遅れて出てくる「遅発相反応」に分けられます。夜間や朝方に花粉症の症状が強くなるのは、日中に吸った花粉に対する遅発相反応によるものです。やっかいなのは、即時相反応とは異なり、花粉を洗い落としても症状が現れるという点です。
また、帰宅時にコートのまま家の中で過ごした・日中に窓を開けていたといったように、花粉対策が不十分だった場合も、寝室で過ごす夜間や明け方に症状が強くなります。

日中の花粉対策がカギ

このような理由から見えてくるのが、日中の花粉対策の重要性です。
とにかく日中に花粉を吸わないこと、家の中に花粉を持ち込まないこと、特に寝室の環境を整えることが大切です。

日中に花粉を吸わないために
  • 花粉の飛散量が多い日には外出を控える
  • 花粉の飛散量が比較的少ない午前中、雨の日に外出を済ませる
  • 外出時には、マスク、ゴーグル、帽子などを活用する
家の中に花粉を持ち込まないために
  • 帰宅時にはコートなど上着の花粉を玄関の外で払っておく
  • 上着は玄関近くで干しておく(奥に持って行かない)
  • 帰宅後はすぐに手洗い・うがいを済ませ、できればそのままお風呂に入る
  • 窓を開けての掃除は、花粉の飛散量が少ない午前中、雨の日に済ませておく
寝室の環境を整えるために
  • 寝具は小まめに洗濯する
  • 洗濯物は、ベランダなどに干さず、乾燥機を利用する
  • 空気清浄機を利用する

花粉症の対策に効果的な
食べ物・飲み物

花粉症対策として、バランスのとれた食事を摂ることはとても大切です。
特に意識的に摂っていただきたい成分・食べ物をご紹介します。

成分

乳酸菌

乳酸菌は、腸内環境を整え、免疫力を高めてくれます。
乳酸菌を多く食品には、ヨーグルトや乳酸菌飲料、チーズ、キムチなどが挙げられます。

ビタミンD

魚類に多く含まれるビタミンDも、免疫力を高めてくれる効果が期待できます。
またビタミンDは、日光浴をして体内で作ることもできます。花粉の多い日や花粉シーズンを避けながら、日光浴にも取り組みましょう。

食物繊維

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。健康のためにはどちらもバランス良く摂ることが大切ですが、特にいも類や海藻類に多く含まれる水溶性食物繊維は、腸内環境を整え、免疫力を高めてくれる効果が期待できます。

食べ物・飲み物

  • ヨーグルト、乳酸菌飲料

  • チーズ、キムチ

  • さば、ブリ

  • 鮭、サンマ

  • チョコレート

  • きのこ類

  • ごぼう・ほうれん草など根菜類

  • いも類

  • 海藻類

  • 梅干し

  • 緑茶

  • ルイボスティー

  • コーヒー