水虫(足白癬・爪白癬)

水虫とは

水虫とは水虫とは、白癬菌という真菌によって起こる感染症の1つです。白癬菌は身体のさまざまな部位の皮膚に感染しますが、中でも頻度が高いのが足で起こる「足白癬」です。日本人の4人に1人がかかる、私たちにとって身近な感染症となります。
また足白癬の中でも特に爪に起こるものを「爪白癬」と言い、こちらもよく見られます。

水虫の原因は?
他の人にうつる?

水虫の原因は? 他の人にうつる?水虫は、白癬菌を持つ人、白癬菌の付着したもの(スリッパなど)に触れることで感染・発症します。
また、犬や猫などのペットから感染することもあります。

水虫の症状

水虫のタイプによって異なりますが、主に以下のような症状が見られます。

水虫の症状
  • 指のあいだの皮膚がふやける、めくれる
  • かゆみ
  • 水ぶくれ
  • 皮膚の乾燥、ポロポロと剥がれ落ちる
  • かかと、足の裏などの皮膚の乾燥、肥厚、ひび割れ
  • 爪の変色(白濁・黄色)、肥厚、ボロボロになる
  • 歩行時の爪の痛み

水虫の検査

患部の皮膚・爪をごく少量採取し、顕微鏡で白癬菌の有無を調べることで診断できます。
水虫だと思っていたら他の皮膚疾患だった、あるいはその逆であったというケースが少なくありません。症状にお気づきになったら、お早めに当院にご相談ください。

水虫の治し方

外用薬

足の水虫については、塗るタイプの抗真菌薬の使用が基本となります。
爪の水虫については、液体の外用薬を使用します。お薬の効果を高めるため、爪をやわらかくするサリチル酸ワセリンを併用することがあります。

内服薬

爪の水虫では、抗真菌薬の内服が必要になることがあります。