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みずむしtinea

みずむし・たむしについて

概要
みずむし、たむしは白癬菌という真菌(カビ)による一種の感染症です。この白癬菌は、体のさまざまな部位の皮膚に感染します。

その中でも最も多くみられる部位が、足白癬です。その他に爪白癬,体部白癬,股部白癬などがあります。

白癬の種類
●足白癬
趾間型,小水疱型,角質増殖型があります。世間では、足白癬=かゆいものと思われがちですが、足白癬の人で痒がる方は10%程度です。痒くなるのは夏季だけで、秋になると痒くなくなるという事が多いです。
【趾間型】
足指のあいだが白くふやけ、じゅくじゅくしたり、皮がむけたりします。
特に4番目と5番目の指の間に生じる事が多い
【小水疱型】
字のとおり小さな水疱が土踏まずや足のふちにできます。
【角質増殖型】
足の裏やかかとが固くなっていきます。ひび割れなどの症状もみられる事があります。かゆみなどを伴わない事が多く、時に爪白癬を合併する事が多いです。
●爪白癬
よく見られるのは爪が濁り、厚くなる事です。痒みなどの症状はありません。
爪がぼろぼろになってきます。手の爪に生じる事もあります。

●体部白癬、股部白癬(いんきんたむし)
弧を描くようなポツポツが遠心状に広がります。痒みを伴い、時に赤みを伴います。

原因
白癬菌の感染は、白癬菌のついた人、動物の皮膚や白癬菌の付着したものに直接触れる事で起こります。
・共用のスリッパを使用する
・プールや銭湯の脱衣所を歩く
・スポーツで他の人と接触する
・動物に触れる

治療
基本的には、外用療法(塗り薬)を行いますが、部位や難治例には、内服療法を行います。爪白癬は、内服療法や爪外用液で、頭部白癬には、外用療法は原則行わず、内服療法を行います。