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じんましんhives

じんましん(蕁麻疹)の治療

■概要
かゆみを伴う赤い発疹が突発性に生じ、痕を残さず短時間で消えてしまう特徴があります。数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。種類は多彩で、自発的に発生する特発性蕁麻疹、誘因のある蕁麻疹、血管浮腫があります。特発性蕁麻疹のうち、発症後4週間以内は急性蕁麻疹、4週間以上続くと慢性蕁麻疹となります。
■原因
アレルギー起因
・食べ物(そば、エビなど)
・薬(抗菌剤、解熱薬などすべての薬で起こりうる)
・植物や虫
非アレルギー性
・機械性(ひっかいたりして発生)
・温熱(温まる事によって発生)
・日光(日にあたる事によって発生)
・コリン性(入浴、発汗など汗をかくことによって発生)
などの原因がありますが、蕁麻疹の7割が原因不明な特発性であることが多いです。アレルギー起因より睡眠不足、ストレス、慢性疲労などが増悪因子になって生じる事のほうが多いようです。

治療
①内服薬
抗ヒスタミン薬を内服して、症状を抑え、出ないようにコントロールすることになります。最近の抗ヒスタミン薬は、眠気などの副作用が少ない、持続時間が長い(1日1回の内服でよい)、効果発現が早いなど患者さんが服用しやすいように考えて開発されています。どの薬剤が効くかは人それぞれなので、医師と相談しながら、時には試行錯誤してご自身に最適な抗アレルギー薬をみつけていくことになります。慢性蕁麻疹では治療は長期間になりやや根気が必要です。
②原因の特定
原因・悪化因子を探し、それらを避けるようにすることです。

急性蕁麻疹で身体中に膨疹が広がったり、息ぐるしさや腹痛を感じるような重症な方の場合、静脈注射やステロイドの内服を短期間併用します。